【パリ五輪 マラソン男子 結果リザルト】“箱根18位”から一気に覚醒 赤崎暁がPB大幅更新で6位入賞!

パリ五輪

「パリ五輪 マラソン男子」が行われた8月10日。

リオ・東京オリンピック連覇のE.キプチョゲ(ケニア)が中盤で脱落する予想外のレースを制したのはT・トラ(エチオピア)。オレゴン世界陸上に続く大舞台で勝利の美酒に酔いしれた。日本勢は赤崎暁が大健闘の6位入賞をはたしている。

この記事では、パリオリンピック2024のマラソン男子を振り返る。

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パリ五輪 マラソン男子 結果リザルト

T.トラは仕掛けるタイミングが抜群

パリの都を舞台に行われたマラソン競技。見ているだけでも「キツそう……」と言いたくなる難コースだった。

特にすごかったのが28kmすぎの上り坂。最大勾配はなんと13.5%、箱根駅伝2区の通称・戸塚の壁や5区の山登りを想像してもらえるとそのキツさが伝わるはず。上り終えたあとは自然の摂理として、一気に下る。この下りがまた足にダメージを与える。

この坂を冷静に対処したのが優勝したT.トラ。上り坂で後続を離すと、リズムよく駆け下ってそのまま最後まで足は衰えず。初コースだと思うが、仕掛けどころを熟知した作戦勝ちだ。

赤崎暁が日本勢2大会連続の入賞

日本勢は赤崎暁が6位。先頭で集団を引っ張る時間帯もあり、終始積極的なレース運びで見事なPB更新だ。

振り返ると、拓殖大学に4年間走った箱根は10区区間12位、3区区間10位、1区区間18位、3区区間9位。残した実績だけでみれば実業団の声をかけられるかどうかのレベルと言える。それでも九電工でメキメキと力をつけ、ホクレンディスタンスは三浦龍司に先着。MCG2位を経て4年に一度の大舞台で輝きを放った。6位入賞本当におめでとう!

小山直城(Honda)は中盤のペースアップに対応しきれず23位。大迫傑(Nike)は13位とそれぞれ苦杯をなめる結果に。それでも大迫は次回ロサンゼルス五輪に前向きな言葉を残すなど、早くも視線は4年後に注がれている。「箱根から世界へ」をそれぞれの形で体現した今回のパリ五輪。次なる戦いも目が離せない。

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