2025年1月1日、群馬県庁を発着点として行われるニューイヤー駅伝2025。
群馬県内の主要都市を巡りつつ、7区間合計100kmを走破する社会人の戦い。前年覇者トヨタ自動車にオリンピアンを多数輩出するHonda、旭化成、地元群馬のSUBARUに新興勢力のGMOインターネットグループらが頂点の座を狙う。
この記事では、ニューイヤー駅伝2025を特集。区間エントリー、コース、順位予想、出場チーム、結果リザルトなどを中心にお届けする。
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ニューイヤー駅伝2025 区間エントリー、コース、順位予想、日程、出場校、結果リザルトなど
コース・区間紹介
各チームが一斉にスタートする1区。スタート前の各選手のパフォーマンスも見どころだが、例年団子状態で襷リレーが行われることが多い。コース幅がさほど広くないので転倒の危険性もはらんでおり、2区以降の流れを決める区間ゆえ、大崩れなく走れる安定感が求められる。
箱根駅伝同様、ニューイヤー駅伝も「花の2区」という言葉が当てはまる。全体を通して下り坂ゆえ距離ほどのスタミナが要求される条件ではなく、太田智樹や池田耀平といった10000m27分台を持つスピード型も対応可能だ。1区で出遅れたチームはこの区間でリカバリーしたいところ。
こちらもスピードを活かせる区間。小林歩や田村和希、田澤廉に伊藤達彦とトラックの実績に秀でたランナーが駆け抜けてきた。4区のインターナショナル区間に向けて良い位置で渡したい各チームの思惑も交錯する区間と言える。
外国人選手がほとんどを占める、いわゆるインターナショナル区間。入賞を目指すチームはこの区間に強力なランナーを配置することで大幅なジャンプアップを目論む。距離が短く、世界レベルのスピードが味わえる区間だ。
高低差66mの起伏に強烈な向かい風。15.9kmの距離以上に求められるスタミナは果てしなく、言うなれば箱根駅伝の山登りをこなせるような精神的なタフさが重要な区間だ。藤田敦史や坪田智夫といった現在は箱根駅伝で母校の指揮を執る人物もこの区間を走った。
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変哲のないコースに思われるが、曲がり角に坂があることでリズムをつかむ前にレースが終わってしまうような難コース。西山雄介や大迫傑、小山直城など近年世界大会に出場したランナーもこの区間の経験者だ。
勝負を決するアンカー区間。コース形態は癖もなく、ほぼフラットで走りやすい。過去には3チームがゴール前までひしめき合っての対決など見どころ満載。最後まで目が離せない。
各チームのエントリー
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— 月陸Online/月刊陸上競技 (@Getsuriku) December 30, 2024
レース予想・優勝候補
ディフェンディングチャンピオンのトヨタ自動車、王座奪還を狙うHonda、東日本実業団駅伝2024を制したGMOインターネットグループ。この3チームが優勝争いの主軸を担いそうだ。
まずトヨタ自動車。西山雄介に太田智樹と国際大会の経験豊富なランナーが揃う。さらに今年は鈴木芽吹、吉居大和など他チームがうらやむルーキーを獲得。今年も中心はゆるぎないか。
Hondaも負けていない。パリ五輪に出場した小山直城、青木涼真、さらに伊藤達彦、イェゴン・ヴィンセントも控える豪華メンバー。ブレーキ区間を作らなければ上位争いは濃厚。
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初優勝に虎視眈々なのがGMOインターネットグループ。青山学院大学出身者が多くを占めるチームにあって、嶋津雄大や今江勇人ら泥臭い走りでチームの流れを変える選手が大きな役割を担っている。先日の福岡国際マラソンを制した吉田祐也に良い形でつなげれば優勝は現実味を帯びる。
そのほか、相澤晃や葛西潤、長嶋幸宝などタレント揃いの旭化成、三浦龍司の存在が大きいSUBARUなど正月の晴れ舞台で輝く候補は多数。号砲は2025年1月1日、9:15。今からその瞬間が待ちきれない。
結果リザルト
※レース後に掲載します。