【MARCH対抗戦2024結果リザルト】中央大に“逆襲の箱根優勝”シナリオ誕生か 鶴川・吉居・本間・若林が27分台ランナーの仲間入り!

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明治・青山学院・立教・中央・法政大学。通称「マーチ」が集い記録を競うMARCH対抗戦2024。コンディションにも恵まれた今年は27分台ランナーが続出する大会となった。

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MARCH対抗戦2024 結果リザルト

青山学院大学&中央大学は現役27分台ランナーが3人に

各大学のエース級が揃った10000m4組目。しかるべきペースで刻めば27分台の決着もあると思っていたが、まさか5人が27分台を記録するとは……。

1位で駆け抜けたのは鶴川正也(4年・青山学院大)。今シーズンは走れば区間賞、走ればPBと無双状態にあるが、今回も後方で足を溜めてラストスパートと得意の形に持ち込んだ。27分43秒33は立派だ。

吉居駿恭(3年・中央大)は鶴川同様の戦法で2位。こちらは最後に競り負けてしまったものの、27分44秒48をマークし堂々のPB更新だ。全日本大学駅伝では心配な走りになってしまったものの、トラックでの強さは健在。あとは箱根駅伝に向けてロードと20km超の距離への対応を磨きたい。

本間颯がついに“爆発”

ただ、レースを通じて印象に残ったのは途中で後続を引き離すシーンを作り、最後もいったんは先頭をうかがう場面を作った本間颯(2年・中央大)だ。

誰もいかないなら俺が行くとばかりに、ペースをガラリと変えるその走り。シューズの影響もある27分台ランナーが珍しくない状況だが、自ら展開を作ったことに計り知れない価値がある。全日本大学駅伝で露呈した脆さから“トラック番長”と一部で揶揄される中央大学。本間颯は“強さ”を持ち合わせたランナーと言える。

他にも中央大学勢は1年生・岡田開成が28分8秒51、佐藤大介が28分32秒14、並川颯太が28分32秒15、田原琥太郎が28分33秒54。この世代は紛れもなく黄金世代と言い切れる。現状はトラックがベースだと思うが、距離を踏むトレーニングを経て臨む箱根駅伝ではどうなるか……高速レースになった場合、横浜DeNAベイスターズばりの“下剋上”があっても私は驚かない。

キテタボーイズ

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