真夏の福岡・博多の森陸上競技場を舞台に行われるインターハイ2024。
開催時期を考えるとハードなスケジュールと言えるが、その暑さを吹き飛ばすバチバチのデッドヒートに期待したいところだ。
この記事では、U20日本選手権で3000m・5000mの二冠を達成した濵口大和や2年生にして13分30秒台の持ちタイムを誇る増子陽太がエントリーする組を中心にお伝えする。
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■インターハイ2024陸上 男子5000m・スタートリスト
■男子5000m 1組 7月30日 18:00～ ※1組目スタート時刻
村尾 恭輔 (3年・鳥取城北) 14:39.68
キプロブ ケンボイ(1年・倉敷) 13:54.65
ジェームス カルリ (2年・青森山田) 13:46.41
阿部 宥人 (3年・西武台千葉) 14:24.23
本宮 優心 (3年・世羅) 14:34.11
増子 陽太(2年・学法石川) 14:17.15
辻 誉 (3年・福岡第一) 14:24.47
桶田 悠生 (3年・八千代松陰) 14:27.34
三浦 清史 (3年・札幌山の手) 14:39.86
大島 福 (3年・佐野日大) 14:28.78
橋本 颯人(3年・洛南) 14:11.84
岸本 駿吾 (3年・埼玉栄) 14:29.35
奥 已咲 (3年・遊学館) 14:49.05
吉田 星 (1年・東海大札幌) 14:33.21
西川 天馬(3年・今治北) 14:48.49
山本 聖也 (2年・高知農) 14:46.62
門間 蒼大 (2年・九州学院) 14:25.81
髙石 樹 (3年・高知工) 14:15.62
近江 亮(2年・仙台育英) 14:05.67
大友 悠輝 (2年・白樺学園) 14:44.15
小名 祐志 (3年・佐久長聖) 14:54.67
石川 蒼大 (3年・鳥栖工) 14:34.54
※タイムは資格記録
この組の注目ランナーは増子陽太(2年・学法石川)。今年4月の日体大記録会は5000mで13分34秒60の日本高校歴代6位（当時）をマークするなど、早くもその進路が注目される逸材だ。
橋本颯人(3年・洛南) の自己ベストは14:01:63。13分台達成は間近で、洛南高校の先輩ですでに輝かしい実績を残している三浦龍司や佐藤圭汰、岡田開成に続く覚醒が待たれる。
■男子5000m 2組 7月30日 18:00～ ※1組目スタート時刻
新妻 遼己 (2年・西脇工) 14:06.19
松尾 翼(2年・飯塚) 14:37.68
井坂 光 (3年・水戸葵陵) 14:27.97
石橋 魁 (3年・東洋大牛久) 14:28.20
鈴木 琉胤 (3年・八千代松陰) 13:52.28
前川 竜之将(3年・東北) 14:16.30
三平 弦徳 (3年・伊賀白鳳) 14:43.93
松田 祐真 (3年・大牟田) 14:33.81
古井 海成 (3年・浜松日体) 14:46.84
ピーター ムトゥリ (2年・岡山商大附) 13:53.78
三宅 悠斗(3年・洛南) 14:08.14
坂本 康太 (3年・京都外大西) 14:16.15
石原 夢大 (3年・豊田大谷) 14:41.67
雪田 圭将 (3年・北海道栄) 14:38.90
内田 蒼空(2年・前橋育英) 14:29.00
佐藤 輝 (3年・函館工) 14:49.59
山口 翼 (2年・鯖江) 14:52.25
五十嵐 新太 (2年・水城) 14:29.02
梅田 流磨(3年・開新) 14:24.38
保芦 摩比呂 (2年・学法石川) 14:21.49
長尾 優汰 (2年・美濃加茂) 14:47.91
トラクサル 澄海 (3年・拓大一) 14:33.44
※タイムは資格記録
この組には5000m13分台の日本人ランナーが複数登場。千葉が誇るスピードスター・鈴木琉胤(3年・八千代松陰)に井上朋哉と並ぶ洛南高校のエース格・三宅悠斗(3年・洛南)が予選から激突する。
インターハイ千葉県大会で独走劇を演じた鈴木は終始、先頭を引っ張る形での勝利。速さに強さが備わった感があり、貫禄すらうかがえる走りだった。額面通りなら予選突破は堅い。
三宅悠斗は春の高校伊那駅伝で4区・区間賞。優勝を決定付ける走りから、トラック以上にロードへの高い適性を感じた。溜池一太→柴田大地→岡田開成と続く中央大学の“洛南ライン”に乗るのか否か……気が早い大学駅伝ファンは進路も気になってしまうほどの注目ランナーだ。
■男子5000m 3組 7月30日 18:00～ ※1組目スタート時刻
首藤 海翔 (2年・倉敷) 14:35.50
飯田 ケビン(3年・小林) 14:24.51
櫨元 優馬 (3年・鹿児島城西) 14:11.83
井上 朋哉 (3年・洛南) 13:59.93
椙山 一颯 (3年・九州学院) 14:17.32
植田 快晴(3年・小豆島中央) 14:46.50
上杉 敦史 (2年・八千代松陰) 14:12.92
小野 晴生 (3年・松山商) 14:48.92
増永 一心 (3年・開新) 14:28.56
野田 顕臣 (3年・大牟田) 14:28.28
家光 応輔(2年・美方) 14:54.23
濵口 大和 (3年・佐久長聖) 14:18.52
田村 幸太 (2年・関西創価) 14:24.93
加藤 佑樹 (2年・今治北) 14:49.05
ガユ サミュエル(2年・札幌山の手) 13:35.51
新村 芽久 (3年・静岡東) 14:39.81
小國 利玖汰 (3年・市立船橋) 14:30.98
木村 隆晴 (3年・藤枝明誠) 14:46.15
エリウッド カヒガ(3年・仙台育英) 13:58.08
村田 逸樹 (3年・西京) 14:41.28
ジョセフ ギタエ (2年・遊学館) 14:31.00
今村 仁 (2年・鳥栖工) 14:34.21
※タイムは資格記録
現役大学生を差し置き、U20日本選手権で3000m・5000mの二冠達成。“高校NO.1ランナー”濵口大和(3年・佐久長聖) が登場する。
そのレース運びは好位から息を潜め、確実に先頭でゴールを駆け抜けるというもの。過去に箱根戦士に例えるなら中村匠吾（富士通）、現役なら篠原倖太朗（4年・駒澤大学）を彷彿とさせるレース巧者だ。酷暑のインターハイだけに、できるだけ体力を温存して決勝へと臨みたい。
都大路で競う可能性が高いライバルに目を向けると、井上朋哉(3年・洛南) が対抗一番手か。あくまで予選ではあるものの、先々を考えるとあっさり先着を許すわけにはいかないだろう。予選から注目の組だ。
なお、決勝は7月31日 19:00～スタート予定だ。
■高校総体（インターハイ）2024陸上 ライブ配信中継
SPORTS BULL「インハイTV」にて中継→https://inhightv.sportsbull.jp/competition/1
