10月14日(月)に号砲が鳴らされる第36回出雲駅伝。いよいよ迎える三大駅伝初戦、駅伝ファンが待ちに待った一戦が楽しみで仕方ない。
当日の予想最高気温は27度付近まで上がる見込み。季節外れの暑さもまた選手を苦しめるものとなりそうだ。
この記事では、出雲駅伝のエントリーから順位予想を実施。駅伝の違った楽しみ方を伝えていきたい。
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出雲駅伝2024 順位予想
出雲駅伝2024 1位予想 創価大学
2区……吉田 響
3区……スティーブン・ムチーニ
4区……吉田 凌
5区……黒木 陽向
6区……小暮 栄輝
28分台半ばのランナーがズラリと並ぶなか、27分台のスティーブン・ムチーニ、函館ハーフマラソン優勝の吉田響が大砲の役割を担う。ただこのオーダーだと勝ち切るのは至難の業かもしれず、ここではエントリーされなかった小池莉希が出場するか否かが大きな分かれ目だ。
仮に5区あたりで登場するようなら、夏のパフォーマンスから区間賞濃厚。そうなれば三大駅伝初優勝がグッと近づく。
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出雲駅伝2024 2位予想 青山学院大学
2区……野村 昭夢
3区……黒田 朝日
4区……宇田川瞬矢
5区……若林 宏樹
6区……太田 蒼生
スターターの鶴川と3区黒田、アンカー太田は予想通り。他にも若林、野村、宇田川と箱根駅伝区間上位ランナーが並ぶオールスター級のエントリーだ。額面通りに走れば優勝はおろか、ぶっちぎりだろう。
なぜ2位にしたかというと、暑さに強いイメージがないから。冬の箱根駅伝が印象的すぎるのもあるが、特殊気候にわずかなマイナスが生まれるかもしれない。正直言って重箱の隅をつつくレベルだが、それでも表彰台は堅いと見た。
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出雲駅伝2024 3位予想 國學院大学
2区……山本 歩夢
3区……辻原 輝
4区……野中 恒亨
5区……上原 琉翔
6区……平林 清澄
「エースは辻原」そんな前田監督の意図がうかがえるようなオーダーとなった。1区青木は学生ハーフチャンピオン、6区平林は大阪マラソン覇者。なんとも贅沢なメンバーだ。
こちらも優勝候補に挙げられるが、個人的には全日本大学駅伝で勝つ大学だと思っている。ややスピードスターに欠ける点を考慮して3位予想とした。
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出雲駅伝2024 4位予想 駒澤大学
2区……帰山 侑大
3区……山川 拓馬
4区……伊藤 蒼唯
5区……島子 公佑
6区……篠原 倖太朗
篠原を使う区間が注目されたが、6区は意外だった。「30秒以内ならひっくり返せる」と自信を覗かせており、その通りだとも思うがそのタイム差が実現可能かどうか……3人が出雲駅伝初経験というフレッシュなオーダーはある種の賭けだ。
佐藤圭汰の不在は果てしなく痛いが、それでも夏合宿後にチームがガラリと変わった感がある。その成長力を加味してこの位置とした。5連覇がかかる全日本大学駅伝に向けて弾みをつけたい。
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出雲駅伝2024 5位予想 大東文化大学
2区……大濱 逞真
3区……E・キプロップ
4区……小田 恭平
5区……中澤 真大
6区……西川 千青
エントリー6選手中3選手が1年生。この世代が黄金世代になる可能性は高く、彼らが3年生の年に三大駅伝制覇があると思っている。シード権もなくボーナスステージに近い出雲駅伝で経験を積ませる意味合いが大きいオーダーだ。
カギとなるのはE・キプロップ。創価大学や城西大学が三大駅伝の常連になった背景には留学生ランナーを主要区間におけるアドバンテージがあったから。この選手が区間5位以内とメドが立つ走りができれば大東文化大学の未来は明るい。
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まもなく箱根駅伝予選会も……最高のシーズン到来
そうこうしているうちに、第101回箱根駅伝予選会が10月19日(土)に迫っている。当ブログではこちらの記事も扱っていく予定で、YouTubeでも動画投稿してより魅力を伝えていければと思う。
酷暑を超え、遂に到来した駅伝シーズン。ワクワクして眠れないあの感覚を久々に味わいつつ、出雲大社からのスタートを待ちたい。