初優勝へ視界良好、カギはケニア留学経た2年生 出雲駅伝2024 創価大学の区間予想】

road_image1 出雲駅伝

10月14日(月)の第36回出雲駅伝まであと2週間を切った。

着々とエントリー選手が確定し、オーダー予想という妄想がひとつの楽しみ方に。まだまだ残暑厳しいこの時季の気象コンディションへの適応も問われる大学三大駅伝の開幕戦だ。

この記事では、出雲駅伝のエントリーから区間予想を実施。2021年の箱根駅伝総合2位など近年躍進が目覚ましい創価大学の展望を行う。

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出雲駅伝2024区間エントリー・順位予想 創価大学編

エントリーメンバーの5000m持ちタイム

学年 選手名(出身高校) 自己ベスト記録
2 スティーブン・ムチーニ(ミクユニ) 13:28.97
2 小池 莉希(佐久長聖) 13:34.82
4 吉田  響(東海大翔洋) 13:39.94
3 石丸 惇那(出水中央) 13:42.30
4 吉田  凌(学法石川) 13:51.66
3 黒木 陽向(九州学院) 13:51.98
4 小暮 栄輝(樹徳) 13:55.24
2 川上 翔太(市立船橋) 13:56.21
1 山口 翔輝(利府) 13:56.72
1 石丸 修那(中京) 14:17.39

ここでは出雲駅伝の区間距離を考慮し、5000mの持ちタイムを算出。留学生のスティーブン・ムチーニがチーム内最速の13分28秒97。箱根駅伝2区を走っているように、すでにチームのエース格だ。

小池莉希、吉田響も13分30秒台と学生トップグループに位置する持ちタイム。ムチーニを含めたこの3人は他大学のエース級にも対抗しうる力を持ったランナーと言えるだろう。

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1区は小暮の抜擢を予想

1区……小暮 栄輝
2区……小池 莉希
3区……スティーブン・ムチーニ
4区……石丸 惇那
5区……山口 翔輝
6区……吉田  響

1区は三大駅伝出場経験のない小暮を抜擢すると予想。実は昨年、フジテレビSPORTSのYouTubeにおいて、創価大学のランナーからインタビューを受けていたのが他ならぬ小暮。そのときに「1区かアンカーを走りたい」と語っていたことが印象に残っている。過去に参戦した学生ハーフは5位、7位と2年連続で入賞。集団走に強く、昨年ほどのハイペースが想定されない今年ならスターターとしての役割をはたしてくれそう。

2区は昨年同様に小池と予想。1区と迷ったが、駒澤大学の佐藤圭汰が不出場濃厚でもあり、この区間でアドバンテージをとれると判断した。2度のケニア合宿を経てメンタル的な強さも備わってきた感あり。記録会でも単独走でガンガン行っていたように、すでにロードの単独走を見据えた形式で臨んでいた。この区間の区間賞有力候補。

エース区間の3区はスティーブン・ムチーニでほぼ確定か。フィリップ・ムルワ、リーキー・カミナと出雲駅伝の創価大学は3区に留学生を起用する傾向あり。強風に晒されることもある厳しい区間において、そういった環境の変化に慣れているアフリカ出身者の存在は心強い。

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吉田響のロードでの強さは学生トップ級

4区はチーム内の準エース級・石丸と予想。今年はホクレンディスタンスの10000m、先日行われた日体大記録会で5000mのPB更新。目下絶好調のランナーを4区におけるのは大きな強みとなる。昨年4区区間賞の山森に続く2年連続の創価大学区間賞があっても驚けない。

つなぎ区間となる5区は1年生の山口を抜擢と予想。創価大学は明確に「この学年のエースは〇〇」と決めるようなところがあり、葛西→桑田→小池に続くこのラインに山口は乗っかっているはず。他大学だが東洋大学の石田洸介、中央大学の溜池一太、早稲田大学の伊藤大志など数多くの1年生がデビューしてきた区間での走りに期待。

アンカー区間の6区は吉田響だろう。昨年は5区で区間賞、そのあとの全日本大学駅伝でも区間賞を獲得した。今シーズンも勢いそのままにトラックで大幅にPB更新、函館マラソンでは並み居る社会人ランナー相手に優勝。ロードでの強さは特筆すべきものがある。

昨年は参考記録での2位という形に終わった創価大学。しかし、駒澤大学圧勝の陰で表彰台を確保したことは評価に値する。なかでも小池、ムチーニ、吉田響はゲームチェンジャーとして機能するレベルのランナー。バランスよく区間配置したうえで、1区の滑り出しさえ問題なければ間違いなく優勝争いに加わってくるはずだ。

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