【ホクレンディスタンス2024 千歳大会結果リザルト】中央大・溜池一太が5000mでもPB達成!“別格”篠原も13分20秒台突入

記録会

学生長距離界の現エース・未来のエースが集ったホクレンディスタンス2024・千歳大会。

暑さと湿度でかなり厳しい気象コンディションだったが、そんななかでも複数人がPB更新を達成した中央大学勢の強さが際立った。そんな千歳大会を今回は振り返る。

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ホクレンディスタンス2024 千歳大会結果リザルト

各学年が示した“中央強し”

トラックシーズンを通じて明るい話題しかない中央大学。このホクレンディスタンス・千歳大会でも思わぬニヤリと笑みがこぼれてしまうような結果が続いた。

まず挨拶代わりと言わんばかりに、柴田大地と本間颯の2年生コンビがPB更新。柴田のラストスパートに洛南高校の大先輩・三浦龍司の姿が重なったというのはさすがに言いすぎか。本間はレースを引っ張りつつ、しっかり着順とタイムをとった。レースセンスがズバ抜けている。

3年生は吉中祐太が本間颯に次ぐ2位。あれだけ速い上がりを使えるようならスロー想定の1区への展望も広がる。そしてチームのエース格に成長した溜池一太。網走大会でも示した“抜かれてからの粘り”は権太坂を超え、戸塚の壁に挑むシーンが思い浮かぶようだ。

忘れてはいけないのが岡田開成。外国人選手の集団でレースを進めると、大失速することなく小池莉希の追撃をしのいで日本人トップの13分36秒91。現1年生では間違いなく世代トップだと思う。

駒澤大学・篠原倖太朗は別格

すでに確固たる地位を確立している篠原倖太朗。序盤は大丈夫かな?と思われたが終わってみれば13分20秒台でのPB更新。なんだろう、篠原を見ていると「絶対に負けないだろうな……」というすさまじい安心感がある。

私の妄想の域を出ないが、このレースで篠原は“日本トップクラス”を満喫したかったのでは、と思った。かつての10000m日本記録保持者・相澤晃と並走し、成長著しい溜池一太を交わし去り、最後は日本人トップの座をゲット。積み重ねた経験値が違いすぎた。

ホクレンディスタンスを境に、多くの大学は夏合宿へと突入。トラックシーズンを踏まえ、今後は出雲→全日本→箱根駅伝へとつながる駅伝シーズンに向けて各大学の戦力分析にとりかかっていきたい。

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