【箱根駅伝予選会2024】中央大学らエントリー校から「10枠」を手にするのは?コース・放送・日程・予想など

road_image2 箱根駅伝

2024年10月19日(土)に行われる第101回箱根駅伝予選会。2025年正月に箱根路を駆ける10校の出場枠獲得を目指し、関東の大学がしのぎを削る熱戦だ。陸上自衛隊立川駐屯地をスタートし、立川市街地、国営昭和記念公園で迎えるフィニッシュ。悲喜こもごもの結末が見るものの心を打つ。

この記事では、箱根駅伝予選会2024のエントリー・コース・放送・日程などを紹介。予想段階で予選通過の有力校として挙げられる大学もピックアップする。

関連記事⇒【箱根駅伝予選会2024順位予想】エントリーで見る「本戦出場濃厚」の7大学 今年も“番狂わせ”は起こるのか?

箱根駅伝予選会2024 エントリー・コース・放送・日程・予想

コース紹介

引用:https://www.kgrr.org/files/competition/110/10/course%20map.pdf
※引用:https://www.kgrr.org/files/competition/110/10/course%20map.pdf

<陸上自衛隊立川駐屯地 スタート~8.2km>
陸上自衛隊立川駐屯地内の滑走路を約3周走る。先頭集団は各大学の留学生ランナーが占め、集団走で臨むチームは距離ロスの少ない経済コースを走りたいところ。8kmほど走ったのち、舞台は市街地へ。

<市街地 8.2km~13.8km>
見通しの良い一本道が少なくカーブが多いため、ここもコース取りがカギとなる。昨年は学生最速ランナーのリチャード・エティーリに転倒のアクシンデントがあったように、集団のなかで進むリスクも考える必要がありそうだ。砂川口を左に曲がると昭和記念公園に入る。

<昭和記念公園 13.8km~フィニッシュ>
道幅が狭く、上り下りの多い公園内が最大の難所。21.0975kmと学生には決して楽ではない距離とプレッシャー、暑さの影響で持ちタイム上位のランナーが苦戦を強いられることも。先んじてゴールしたランナーは祈るような気持ちで仲間の到着を待つ。サバイバルレースを勝ち抜き、大舞台への切符を手にするのはどの大学になるのだろうか。

読まれています⇒【東海大学駅伝メンバー2024】花岡・兵藤に割って入る“三本柱”候補 南坂・檜垣の倉敷ラインがシード権獲得のカギに

出場校

第101回箱根駅伝予選会の主な出場校とタイムランク、1万メートルの平均タイムは以下の通り。

タイムランク チーム名 10000m平均
1 中央大学 28分44秒20
2 東海大 28分50秒79
3 東京国際大学 28分51秒40
4 日本大学 29分00秒12
5 日本体育大学 29分01秒88
6 順天堂大学 29分02秒30
7 中央学院大学 29分05秒06
8 神奈川大学 29分10秒83
9 山梨学院大学 29分14秒54
10 麗澤大学 29分14秒88
11 国士舘大学 29分16秒68
12 立教大学 29分18秒36
13 駿河台大学 29分18秒39
14 明治大学 29分19秒01
15 専修大学 29分19秒54
16 日本薬科大学 29分30秒78
17 東京農業大学 29分31秒34

レース展望・予想

レースは例年通り、タイムを稼ぎたい留学生ランナーといち早く10人通過を目指す大集団に分断されるだろう。

1位通過の大本命は中央大学。箱根駅伝2024の優勝候補にも挙げられていたが、体調不良者続出の影響もありまさかのシード落ち。それでもトラックシーズンはPB更新祭りで存在感を示した。3年生エースの吉居駿恭・溜池一太、2年生の柴田大地ら主力級を温存する形となったが、それでも通過できるとの自信の表れと捉えたい。

兵藤ジュダの欠場は予想外も持ちタイムに秀でた東海大学、リチャード・エティーリ擁する東京国際大学も通過はほぼ間違いなし。3年生エース・宮本陽叶をはじめホクレンディスタンスで28分台ランナーが一気に増えた神奈川大学はサプライズで上位通過がありそうな大学だ。日本大学、日本体育大学、立教大学、順天堂大学、中央学院大学も堅いと思うが、伝統校・明治大学はトラックシーズンでまったく良い話題がなかったのが気がかり。

読まれています⇒【順天堂大学駅伝メンバー2024】スカウティングの質はNO.1 黄金期到来へ待ったなし

個人1位・日本人1位予想

個人1位争いに目を向けると、2月の丸亀ハーフマラソンでハーフマラソン日本学生新記録を樹立したリチャード・エティーリが大本命。昨年の予選会はロード慣れしていなかったのか、転倒のアクシンデントで力を発揮できなかったものの慣れが見込める今回は額面通りならぶっちぎるはずだ。

日本人トップ争いはどの選手をタイム稼ぎに選抜するかがポイント。実績なら10000m27分47秒01、ワールドユニバーシティゲームズ出場経験を持つ吉田礼志(4年、中央学院大学)が頭ひとつ抜けているが、昨年の前田和摩(2年、東京農業大学)のような新星誕生もあるのが予選会だ。

その筆頭として挙げられるのが岡田開成(1年、中央大学)。7月の中大記録会では3000mの同大学記録を塗り替えたスピードスターだ。20kmを超える距離適性は未知数も、華々しい全国デビューを飾るだけのポテンシャルは秘めている。その他、東海大学のエース・花岡寿哉(3年、東海大学)や前述の丸亀ハーフで篠原倖太朗(4年、駒澤大学)と5秒差の浅井皓貴(4年、順天堂大学)もハイレベルな争いに食い込む余地はある。

スタート時間・中継

10月19日(土)9:25~11:25 日本テレビ(関東エリア)、TVerほか

キテタボーイズ

学生長距離界の“今”がわかる!陸上観戦歴23年の運営者・キテタボーイズが大学駅伝や記録会、高校生の進路情報を中心により陸上を楽しめるコンテンツをお届けします。

キテタボーイズをフォローする




箱根駅伝
キテタボーイズをフォローする
タイトルとURLをコピーしました