10月14日(月)13:00に号砲が鳴らされる第36回出雲駅伝。
スタート地点は出雲大社正面鳥居前(勢溜)で、フィニッシュ地点は出雲ドーム前。駒澤大学のように圧勝を飾る年もあれば、國學院大学のようにアンカー区間で大逆転劇も起こる三大駅伝開幕戦だ。
この記事では、屈指のスピードレースとして知られる出雲駅伝2024のエントリー・コース・日程・出場校・区間・スタート時間などを紹介。優勝候補の予想として挙げられる大学も取り上げていく。
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出雲駅伝2024 エントリー・コース・日程・出場校・区間・スタート時間などを紹介
コース・区間紹介
<1区 8.0km>
出雲大社正面鳥居前を出発する1区。浜山公園に入ると細かいアップダウンがあり、徐々に振り落とされるランナーも出てくる。吉居大和(中央大)、近藤幸太郎(青山学院大)など、エース級の投入も見られる区間だ。
<2区 5.8km>
もっとも短い区間だが、佐藤圭汰(駒澤大)、三浦龍司(順天堂大)、葛西潤(創価大)と日の丸を背負ったスピードランナーの投入あり。1区で出遅れた大学はここでのリカバリーが重要となる。
<3区 8.5km>
全体で2番目に長い区間。各大学のエースが投入されることが多く、第31回大会(2019年)は相澤晃(東洋大)、田澤廉(駒澤大)、浦野雄平(國學院大)吉田圭太(青山学院大)が熾烈なデッドヒートを繰り広げた。今年も名勝負の期待がかかる。
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<4区 6.2km>
アンカーに向けた区間。基本的には平坦なコースで、スピードタイプのランナーが活きる舞台だ。
<5区 6.4km>
こちらもつなぎ区間の色合いが濃い。ここに準エース級をもってこれるチームは強く、第35回大会は吉田響(創価大)が5区区間賞を獲得した。
<6区 10.2km>
ゴールの出雲ドームを目指す最終盤。10キロ超えの距離が示すように、箱根駅伝で2区を走れるエースが投入される区間だ。最初は上って、出雲大社前を左折すると下りに転じるコース。過去には大逆転劇も起こっており、最後まで目が離せない。
出場校
第36回出雲駅伝の出場校は以下の通り。
No | チーム名 | 地区名 | 1 | 北海道学連選抜 | 北海道学連 | 2 | 東北学連選抜 | 東北学連 | 3 | 青山学院大学 | 関東学連 | 4 | 駒澤大学 | 関東学連 | 5 | 城西大学 | 関東学連 | 6 | 東洋大学 | 関東学連 | 7 | 國學院大學 | 関東学連 | 8 | 法政大学 | 関東学連 | 9 | 早稲田大学 | 関東学連 | 10 | 創価大学 | 関東学連 | 11 | 帝京大学 | 関東学連 | 12 | 大東文化大学 | 関東学連 | 13 | 北信越学連選抜 | 北信越学連 | 14 | 名古屋大学 | 東海学連 | 15 | 京都産業大学 | 関西学連 | 16 | 関西大学 | 関西学連 | 17 | 広島経済大学 | 中国四国学連 | 18 | 岡山大学 | 中国四国学連 | 19 | 広島大学 | 中国四国学連 | 20 | 鹿屋体育大学 | 九州学連 | 21 | アイビーリーグ選抜 | ― |
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レース展望
昨年は1区が予想外のハイペースとなり、中央大学をはじめとした有力大学が振り落とされた。さすがに当時ほどの乱ペースはレアだと思うし、平均ペースでラスト1㎞のスプリント勝負になることが予想される。
優勝候補の一角・青山学院大学は盤石のエントリー。箱根駅伝で区間賞を獲得した太田蒼生(4年)、黒田朝日(3年)らエース級が力を出し切れば三冠獲得に弾みがつく。5000m13分10秒台の持ちタイムがある鶴川正也(4年)のようなスピードランナーの存在も魅力だ。
トラックでPB更新を連発の國學院大学も侮れない。特に2・3年生世代の躍進が目覚ましく、5000m・1000mの平均タイムは学生トップレベル。大阪マラソン優勝の大エース・平林清澄(4年)、学生ハーフ王者の青木瑠郁(3年)はそれぞれエース区間の起用が予想される。
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ダークホースを挙げるなら創価大学。昨年は2位と結果を示し(のちに3区該当選手がドーピングで失格)、一気に世代交代を完成させた。吉田響(4年)、スティーブン・ムチーニ(2年)の両エースに成長著しい小池莉希(2年)が持ちタイム通りのパフォーマンスを発揮すれば三大駅伝初制覇のシーンがあってもいい。
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その他、久々の出雲駅伝出場となる大東文化大学や前年覇者・駒澤大学も主役の座を奪わんと虎視眈々。全日本大学駅伝、箱根駅伝へとつながるロードシーズンの開幕にふさわしい好勝負になりそうだ。
スタート時間・中継
2024年10月14日(月・祝)13:00~15:25(フジテレビ系列にて全国生放送)