学生トップクラスのランナーも顔を揃えたヨギボーチャレンジカップ(アスレチックスチャレンジ杯)。インドのSingh Gulveerがインド記録を更新する好時計で優勝した。この記事では、ヨギボーチャレンジを振り返る。
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ヨギボーチャレンジ2024 結果リザルト
「Ggoat」勢の独壇場
【ヨギボーチャレンジ 男子5000m決勝結果】
🥇Singh Gulveer(インド) 13:11.82
🥈鈴木 芽吹 (トヨタ自動車) 13:13.80
🥉篠原 倖太朗(4年・駒澤大学) 13:15.70Singh Gulveerはインド新記録!鈴木&篠原はそれぞれ10秒以上PB更新!#ヨギボーチャレンジ
— キテタボーイズ@駅伝なう (@ekiden_now) September 28, 2024
※鈴木芽吹は約4秒のPB更新
田澤廉、鈴木芽吹、篠原倖太朗の駒澤大学勢、いわゆる「Ggoat」が出場した今大会。その主役は鈴木芽吹、篠原倖太朗だった。鈴木は5000m13分13秒80とPBを焼く4秒更新、篠原にいたっては5000mで13分15秒70と自己ベストを10秒以上も更新。鶴川正也が日本選手権でマークした13分18秒51を上回る記録だ。
佐藤圭汰によって麻痺している感覚があるが、篠原もまた学生レベルでは別格の存在。「走れど走れど彼の前に誰かがいる」状況もなんだか面白く、今後も伸びしろしかないランナーと言える。
絆記録会で示した青学勢の仕上がり
序盤は積極的なレース運びをみせた吉居駿恭(3年・中央大学)。自身のPBにはるか及ばない記録は本人にとっても不本意だったと思う。このあとの箱根駅伝予選会には出場しない方針を藤原監督は示しており、これを区切りにロード適性を高めるトレーニングによりシフトしていきそうだ。
なお、同じ日に行われた絆記録会は同じ3年生の宇田川、黒田が13分30秒台。気象コンディションが違うのでなんとも言えないが、今年の青山学院大学は本当に仕上がりが順調だ。折田壮太も13秒44秒12と復調を示しており、ますます層が厚くなっている。