落合晃の日本新記録達成に沸いたインターハイ2024。
ロサンゼルス五輪や三大駅伝を担うスター候補が集結する男子5000mは、大学陸上ファンのみならず注目度の高いレース。留学生ランナーに挑む日本人選手の魂あふれる走りにも期待したい。
この記事では、31日19:00に号砲を迎える男子5000m決勝の展望をお伝えする。
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■インターハイ2024陸上 男子5000m決勝・スタートリスト
■男子5000m 決勝 7月31日 19:00~
ジェームス カルリ (2年・青森山田)
髙石 樹 (3年・高知工)
井上 朋哉 (3年・洛南)
濵口 大和 (3年・佐久長聖)
エリウッド カヒガ(3年・仙台育英)
三宅 悠斗(3年・洛南)
トラクサル 澄海 (3年・拓大一)
門間 蒼大 (2年・九州学院)
飯田 ケビン(3年・小林)
近江 亮(2年・仙台育英)
ガユ サミュエル(2年・札幌山の手)
橋本 颯人(3年・洛南)
今村 仁 (2年・鳥栖工)
ピーター ムトゥリ (2年・岡山商大附)
新妻 遼己 (2年・西脇工)
キプロブ ケンボイ(1年・倉敷)
鈴木 琉胤 (3年・八千代松陰)
辻 誉 (3年・福岡第一)
1992年の中原大輔氏を最後に日本人ランナーの優勝がないインターハイ5000m。ここも優勝争いは留学生ランナーたちに絞られそうだ。
なかでも13秒30秒台の記録を持つ3人が最有力。ジェームス・カルリ(2年・青森山田)は13分33秒67、ガユ・サミュエル(2年・札幌山の手)は13分33秒78、エリウッド・カヒガ(3年・仙台育英)は13分35秒52。それぞれ群を抜く持ちタイムを誇っている。
日本人の最有力は濵口大和(3年・佐久長聖)だろう。13分38秒40は前述の留学生ランナーに引けを取らない優秀なもの。ただ今回のインターハイは1500mにも出場をはたしており、連戦の疲労度は気になるところだ。
ハイレベルなメンバーで“スーパーサイヤ人化”する可能性を秘めるのは新妻遼己(2年・西脇工)。都道府県対抗駅伝でその名前を耳にした陸上ファンも多いと思われるが、高校入学後も順調に成長を遂げている。5000m予選では13分55秒20のPB更新で堂々の1位通過。気が早いが、卒業後の進路が注目されるランナーだ。
なお、インターハイ2023の日本人トップは折田壮太(現青山学院大)、2022年は前田和摩(現東京農業大)となっている。
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