11月16日(土)8:50に号砲を迎える第86回丹後大学駅伝2024。
宮津市民体育館を出発点とし、フィニッシュは京丹後はごろも陸上競技場。8区間合計74.7kmを1本の襷でつなぐ、関西の大学ナンバーワンを決める駅伝レースだ。
この記事では、丹後大学駅伝2024のエントリー・コース・日程・出場校・区間・スタート時間などを紹介。連覇を狙う京都産業大学をはじめとした優勝候補予想に加え、オープン参加の青山学院大学も取り上げていく。
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丹後大学駅伝2024 エントリー・コース・日程・出場校・放送予定などを紹介
コース・区間紹介
日本三景のひとつに数えられる天橋立を通過する1区は、高低差のほとんどないフラットなコース。地力の差が出る区間でもあり、各大学は準エース級のランナーを配置したい区間だ。
箱根駅伝が「花の2区」なら、こちらはさしずめ「地獄の2区」。襷を受けてから5kmほどは比較的平坦だが、その後に急勾配の上り坂がランナーの体力を容赦なく削る。最後は一気に下り、その勢いのまま3区へ。11.8km以上のスタミナが求められる、箱根駅伝で言うところの5区に近い区間だ。
距離こそ短いがこの区間も曲者。コースを通じて平坦な箇所が少なく、何度もカーブを曲がるのでリズムを掴めないままレースが終わってしまうことも。つなぎ区間とはいえ、難コースに対処する適応力が必要だ。
下り基調の4区はスピードランナーの足を存分に発揮できる区間。急カーブもほとんどなく、一直線の箇所もあるのでスピードに乗りやすいのが特徴だ。2・3区で遅れた大学は流れを呼び戻すゲームチェンジャーを配置したい区間。
スタート後しばらく、のどかな田園風景を横目に走る区間。このまま6区中継まで……と思いきや、ラスト1kmで苦しむ選手たちの心を折る上り坂が出現する。言うなれば、箱根駅伝2区の“戸塚の壁”。勝負の後半区間に向けて外さないランナーを配置したい。
クネクネと曲がるカーブが多いトリッキーな6区。序盤こそアップダウンの箇所があるものの、難所を越えるとフラットなコースに様変わりする。
所々にアップダウンがあるものの、比較的フラットで走りやすい7区。2区と並ぶ最長区間かつ勝利が近づく局面でもあり、各大学のエース同士のつば競り合いが繰り広げられる区間だ。激戦を制したその先にはアンカーが待ち受ける。
ゴールに向かうにつれて、じわじわと上り基調の箇所が発生する8区。ランナー心理のいやな部分を突いてくるかのようなコースで、最後の最後まで気が抜けない。京丹後はごろも陸上競技場内に入り、トラックを駆け抜けた先には栄光のゴールテープとそれを迎える仲間が待ち受ける。
出場校
第86回丹後大学駅伝2024の出場校は以下の通り。
ビブス番 | 大学名 | 備考 | 1 | 京都産業大学 | シード校 | 2 | 関西大学 | シード校 | 3 | 立命館大学 | シード校 | 4 | 大阪経済大学 | シード校 | 5 | 大阪経済大学 | シード校 | 6 | びわこ学院大学 | シード校 | 7 | 同志社大学 | シード校 | 8 | 神戸大学 | シード校 | 9 | 京都大学 | シード校 | 10 | 龍谷大学 | シード校 | 11 | 大阪大学 | 記録審査校 | 12 | 摂南大学 | 記録審査校 | 13 | 近畿大学 | 記録審査校 | 14 | 佛教大学 | 記録審査校 | 15 | 大阪学院大学 | 記録審査校 | 16 | 大阪公立大学 | 記録審査校 | 17 | 大阪体育大学 | 記録審査校 | 18 | 大阪国際大学 | 記録審査校 | 19 | 大阪教育大学 | 記録審査校 | 20 | 甲南大学 | 記録審査校 | 21 | 兵庫県立大学 | 記録審査校 | 22 | 放送大学関西 | 記録審査校 | 23 | 青山学院大学 | オープン参加校 |
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レース展望
出雲駅伝、全日本大学駅伝と全国規模の大会にも出場した昨年の覇者・京都産業大学。その2レースで関東を除く国内の大学で最先着をはたしており、今回も断然の優勝候補と言えるだろう。
注目選手は小嶋郁依斗(4年)。丹後大学駅伝2023は2区区間賞とチームを勢いづける快走。7月のホクレンディスタンスでは5000m13分49秒54、10000m28分28秒40と関西の枠を超えた活躍を見せた。今回も2区、もしくは7区の起用が濃厚だ。小嶋と並ぶダブルエース格の中村光稀(4年)は昨年8区区間賞。有終の美を飾れるだろうか。
ストップ・ザ・京都産業大学の1番手は関西大学。市川侑生(3年)、嶋田匠(3年)と昨年区間賞を獲得したふたりが残っているのは大きな強みだ。関東にも名を知られた大エース・亀田仁一路の卒業によるチーム力ダウンは否めないが、全日本大学駅伝2024で1区を務めた谷村恒晟(3年)は区間1位とわずか8秒差と大健闘。故障明けの復調途上だったとはいえ、同学年の10000m27分台ランナー・溜池一太に先んじて襷を渡したのは大きな自信になったはずだ。
他に目を向けると、今年もクラウドファンディングで第100回箱根駅伝王者・青山学院大学がオープン参加。11月は全日本大学駅伝、世田谷246ハーフマラソン、MARCH対抗戦2024とレースが続くため主力級の参戦は難しいが、大会を盛り上げるうえで大きな役割を果たしてくれることだろう。
なお、初参加となった丹後大学駅伝2023の青山学院大学区間エントリーは1区阿戸将太朗、2区喜多村慧、3区大須賀風葵、4区多田奏太、5区石原正翔、6区熊井渓人、7区笹川洸成、8区山下悠河。このうち5区を走った石原正翔、同じく8区の山下悠河が区間1位相当のタイムだった。
スタート時間・中継
2024年11月16日(土)8:30頃にライブ配信スタート(「あすリートチャンネル」にて中継)
結果リザルト
(1番目)青山学院大学
1位 京都産業大学
2位 関西学院大学
3位 立命館大学