11月17日(日)に行われる第37回2024上尾シティハーフマラソン。
アップダウンの少ないフラットなコース設定ゆえ、エントリー数も多く毎年好タイムが出るレース。昨年は早稲田大学の山口智規が1時間1分16秒と、大迫傑の持つ大学記録を塗り替える快走で一躍学生ランナーの上位リストへと番付を上げた。
この記事では、上尾ハーフマラソン2024のエントリー・コース・結果リザルトなどを掲載する。
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第37回2024上尾シティハーフマラソン エントリー・コース・結果リザルト
コース紹介
※引用:https://ageocity-marathon.com/course/index.html
上尾ハーフマラソン2023・大学生の部の結果リザルト
順位 | 選手名(大学) | リザルト | 1 | ブライアン・キピエゴ(山梨学院大) | 1:01:07 | 2 | 山口 智規(早稲田大) | 1:01:16 | 3 | 松永 伶(法政大) | 1:01:56 | 4 | ピーター・ワンジル(大東文化大) | 1:02:00 | 5 | 高山 豪起(國學院大) | 1:02:05 | 6 | 宮岡 幸大(法政大) | 1:02:07 | 7 | 白鳥 哲汰(駒澤大) | 1:02:14 | 8 | 庭瀬 俊輝(駒澤大) | 1:02:15 | 9 | 吉田 蔵之介(國學院大) | 1:02:29 | 10 | 吉川 響(明治大) | 1:02:31 |
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昨年は山梨学院大のブライアン・キピエゴが優勝。1時間1分台が3人を数えているように、国内では丸亀ハーフマラソンに匹敵する高速レースとなっている。
また、上位の顔ぶれを見ると第100回箱根駅伝でシード権を獲得した駒澤大、國學院大、法政大、早稲田大、大東文化大学の名前が。出雲駅伝、全日本大学駅伝で勢力図の整理は大方終わったとはいえ、その先にある箱根駅伝に直結する重要な一戦であることがわかる。
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主なエントリーリスト(駒澤大・國學院大)
大学名 | 選手名(出身高校) | ハーフ持ちタイム | 駒澤大 | 伊藤蒼唯(3年・出雲工業) | 1:01:16 | 駒澤大 | 吉本真啓(4年・世羅) | 1:02:56 | 駒澤大 | 安原海晴(2年・滋賀学園) | 1:03:04 | 駒澤大 | 村上響(2年・世羅) | 1:03:42 | 駒澤大 | 帰山侑大(3年・樹徳) | 1:05:51 | 駒澤大 | 桑田駿介(1年・倉敷) | - | 駒澤大 | 谷中晴(1年・帝京安積) | - | 駒澤大 | 島子公佑(2年・伊賀白鳳) | - | 國學院大 | 高山豪起(3年・高川学園) | 1:01:42 ※DNS想定 | 國學院大 | 吉田蔵之介(2年・埼玉栄) | 1:02:29 | 國學院大 | 鎌田匠馬(3年・東海大山形) | 1:02:49 | 國學院大 | 佐藤快成(4年・埼玉栄) | 1:03:12 ※DNS想定 | 國學院大 | 田中愛睦(2年・八千代松陰) | 1:03:36 | 國學院大 | 飯國新太(1年・國學院久我山) | - ※DNS想定 |
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主なエントリーリスト(箱根駅伝シード校)
大学名 | 選手名(出身高校) | ハーフ持ちタイム | 早稲田大 | 伊藤大志(4年・佐久長聖) | 1:01:50 | 法政大 | 宮岡幸大(4年・宇和島東) | 1:02:07 | 法政大 | 大島史也(3年・専大松戸) | 1:03:34 | 大東文化大 | 小田恭平(4年・水戸葵陵) | 1:02:09 | 大東文化大 | 入濵輝大(3年・瓊浦) | 1:03:10 | 大東文化大 | 棟方一楽(2年・弘前実業) | 1:03:13 | 大東文化大 | E.キプロップ(1年・セントピーターズカプケチャ) | - | 大東文化大 | 大濵逞真(1年・仙台育英) | - | 大東文化大 | 中澤真大(1年・埼玉栄) | - | 帝京大 | 柴戸遼太(2年・大阪) | 1:03:10 | 東洋大 | 岸本遼太郎(3年・高知農業) | 1:03:39 | 創価大 | S.ムトゥク(1年・キャングマ) | - |
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主なエントリーリスト(箱根駅伝予選会突破校)
大学名 | 選手名(出身高校) | ハーフ持ちタイム | 中央学大 | 吉田礼志(4年・拓大紅陵) | 1:00:31 | 中央学大 | 近田陽路(3年・豊川) | 1:02:08 | 中央学大 | 堀田晟礼(4年・千原台) | 1:02:14 | 専修大 | D.キサイサ(1年・大分東明) | 1:02:28 ※DNS想定 | 中央大 | 山平怜生(4年・仙台育英) | 1:02:48 ※DNS想定 | 中央大 | 本間颯(3年・埼玉栄) | 1:03:26 ※DNS想定 | 順天堂大 | 川原琉人(1年・五島南) | - |
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上位予想
アップダウンが少なく、フラットなコース形態で行われる上尾ハーフマラソン。当日の気象コンディション次第で1時間1分台の時計で勝負が決することになりそうだ。
優勝候補筆頭は吉田礼志(4年・中央学院大)。1時間0分31秒の持ちタイムはダントツ1位で、10000m27分台、箱根駅伝予選会2024日本人トップとあらゆる条件にも対応可能なマルチランナーだ。外国人選手も参戦するレースにあって、その集団についていける追走力と粘りは大きな強み。主役の座は譲れない。
伊藤蒼唯(3年・駒澤大)も要注目。丸亀ハーフマラソン2024は自チームの大エース・篠原倖太郎と12秒差の1時間1分16秒、第56回全日本大学駅伝はヴィクター・キムタイに次ぐ3区区間2位と主力の一角に成長した。前述の篠原と佐藤圭汰、山川拓馬が3本柱として君臨する駒澤大学。伊藤蒼唯というピースを加えた“カルテット”が完成すれば箱根駅伝2025での王座奪還にグッと近づく。
箱根駅伝で三冠を狙う國學院大学からは高山豪起(3年・國學院大)がエントリー。ハーフマラソンの持ちタイムは山本歩夢、平林清澄に次いでチーム内3位。もともと全日本大学駅伝で8区を走る可能性もあったスタミナ型のランナーだ。上尾ハーフマラソン2023・大学生男子の部では日本人3位(総合5位)。復路の裏エース候補の走りに期待したい。
その他、ハーフマラソン未経験もロードで際立った強さをみせる谷中晴(1年・駒澤大学)、秋シーズンに存在感を放つ法政大学勢から宮岡幸大(4年・宇和島東)、大島史也(3年・専大松戸)、日本選手権男子5000mにも出場したスピードランナー・伊藤大志(4年・佐久長聖)らハイレベルなメンバー構成。目が離せない戦いとなりそうだ。
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スタート時間・中継・配信
日程:2024年11月17日(日)※ハーフ:9時00分~
ライブ配信:例年テレ玉のYouTubeライブで配信⇒https://www.youtube.com/@teletama3ch/streams
結果リザルト
上尾ハーフ学生部結果 pic.twitter.com/YTDtMikZch
— Japan Running News (@JRNHeadlines) November 17, 2024