第101回箱根駅伝に向けた選考会の意味をも持つ第19回世田谷246ハーフマラソン2024。創価大学や法政大学のランナーもエントリーに名を連ねたが、終わってみれば青山学院大学勢の独壇場だった。
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世田谷ハーフマラソン2024 結果リザルト
1年生の安島莉玖が優勝
順位 | 選手名(大学) | リザルト | 1 | 安島 莉玖(1年・青山学院大) | 1:02:55 | 2 | 平松 享祐(2年・青山学院大) | 1:02:57 | 3 | 中村 海斗(2年・青山学院大) | 1:02:58 | 4 | 佐藤 愛斗(1年・青山学院大) | 1:03:07 | 5 | 本間 創(2年・青山学院大) | 1:03:11 | 6 | 安澤 駿空(4年・法政大) | 1:03:17 | 7 | 小河原 陽琉(1年・青山学院大) | 1:03:21 | 8 | 清水 郁杜(3年・法政大) | 1:03:21 | 9 | 川上 翔太(2年・創価大) | 1:03:23 | 10 | 熊井 渓人(2年・青山学院大) | 1:03:26 |
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昨年の鳥井健太に続き、青山学院大学の1年生が優勝。その主役は安島莉玖だ。
黄金世代の呼び声高い同大学のルーキーズにあって、安島は異色の存在。「陸上の動画を観るのが好き」「集団走にはメリットとデメリットがある」「無酸素領域にアプローチしている時間が多い」と本人が雑誌で語っていたように、陸上道をとことん追求する熱量を持ったランナーだ。目に見える結果を残したことで、箱根路へのエントリーも実現不可能ではない。
平松享祐は第100回箱根駅伝で「偵察メンバー」として2区に入っていた。走る可能性が低いことはわかっていたとは思うが、それでも胸に秘めた悔しい想いはあったはずだ。屈辱をバネに、今回のハーフマラソンでも好走。4年生の牙城は高いが、いつでも行ける準備は1年前からできているだろう。
創価大学勢は川上翔太が順調な仕上がり
【MVP🏆】
第19回世田谷246ハーフマラソンハーフマラソン
川上 翔太 (2年) 1:03:23 PB64分切りを目標として走り、自己ベストを更新しました✨箱根駅伝に向けて、勝ちにこだわる走りをします🔥#真価の創花 #NextStage #adidas#創価大学 #世田谷ハーフマラソン #MVP pic.twitter.com/fKBTmXsvz2
— 創価大学陸上競技部 駅伝部 (@sokauniv_ekiden) November 10, 2024
虎視眈々と3強崩しを目論む創価大学勢からは川上翔太(2年・創価大)が自己ベスト更新の9位。出雲駅伝、全日本大学駅伝への出場はなかったものの、大一番に向けて明るい兆しだ。順当にいけば、本番では山下りの6区を担当するはず。吉田響-川上翔太のラインは3強にも引けを取らない。
法政大学勢では安澤駿空がこちらもPB更新。前日に行われた第317回日体大記録会では大島史也が10000mの大学記録を更新する快走を見せており、上級生が順調な仕上がりにあるようだ。派手さこそないが、終わってみればシード権を確保しているのが法政大学の強さ。今年は個の力もグングン伸ばしている。